荒雄川釣行(エピローグ)


さして広くないポイント。水深もせいぜい50~70センチ程度

ど真ん中にブラックウーリーをポトンと落とす

右岸のヤブ下からスーっと出てきたニジが毛ばりをくわえた

「デカ!」

直後に強いアワセをくれる

ここのニジはアワせた直後に突っ走るのが常

当然それに備えたのだが、しかしこのニジ、上流方向へそのまま悠然と泳いでいく

竿先の反発力で止めに掛かる。

体長は優に70センチは超えている(もち憶測だが)

竿を持つ手に伝わる重量感は、静かだがかなりのものである

上流へ向かうの止められた「ヤツ」はクルリと向きを変え私のいる方向へ

私が立っている足元を通り過ぎた後、今度は定位していた右岸のヤブ下へ

そこへ入られてはまずいので止めると今度は左岸のヤブ下へ

こんなヤリトリを3、4度繰り返したところで

バシ!!

異様な音とともにバット部分の少し上で竿が折れた。

「ヤバ!」

「ヤツ」に引きずられて上流方向へ向かう折れた竿を慌てて引っ掴かみ竿を立てる。

(ミシ!)

竿が短くなった分それまで負荷の掛かったことのないところに負荷が掛かっているのだ。

「ヤバイ!」

これ以上竿の負担は掛けられない。と、弱気になったのを悟ったのか「ヤツ」は急に上流へ走った。

連れて私も走る。「ヤツ」はさらに上流へ。そんな走りに追いつけなくラインが張ったところで

ピシッ!!という感じでハリスが飛んだ。

世界最強のクレハ製グランドMAX1号も流石に限界だったようだ。

「ヤツ」の勝ち「である。

DSC_0157

この上流にもまだポイントは有ったのだが、

肝心の竿が折れてしまったのでは勝負にならずここで渓上がりとなった

いやいや・・・・・・

ヒットした尾数からいえば、おそらくこれまでの荒雄川釣行では最低の尾数であろう

しかしヒットしたニジの全長を足せば恐らく最高の長さだったのではなかろうか

今までどんな大型魚とやりとりしてもびくともしなかった愛用のテンカラ竿が折れたのは、この3日間のヒットニジのダメージが想定以上に竿に掛かっていたのだろう

「先生。70センチクラスのニジを掛けたら竿が折れました」

この竿をプロデュースしたI教授に報告したら

「そんな大きな魚を掛けることを想定していないので、保障はできませーん」と言われた

でしょうねぇ・・・・

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