歴史的釣行PARTⅢ

「ヨシ!!」

アワせた竿先に確かな重み。が、その直後にフッと軽くなってしまった。

「ナンデー・・・?」ハリ先を確認したのだが、別に刺さりは悪くない。

???のまま次投。

すぐにまた掛けたのだが、またまたまたバラス。

「どうなっているんじゃ今日は」

その後しつこく探っているところでI教授が到着。

「どうですか」「何匹か掛けたんですが。バラシまくっています」「そうですか」

声のトーンがいまいち乗り気ではない様子

そのうち渕尻付近で小型らしきライズが始まりやがて、流れの中心付近でヤマメらしきライズが起こりはじめた

なかなか反応してくれない中#14の毛バリを使い何とかヒットさせたのだが、そばへ寄せてみると20センチあるかないかの明らかな成魚放流ヤマメ

ご存知の方もいらっしゃると思うが、この蒲田川C&R区間は

成魚も稚魚も放流されていない。したがって釣れる魚はネィティブ化したピンシャンのやつが多いのだが、時折区間以外に放流された魚も釣れてくる

(PHOTO BY MISHIMA)

少々ガッカリしたが魚の責任ではない「大きくなってまた掛かってね」とリリ-ス

結局このポイントでは、のヤマメでアタリが止まった。そこで上流の次のポイント低い堰堤上の瀬に移動

ここは深くてもせいぜい50センチ程度のポイントだが、左岸際に底石が連なり魚のつき場があるせいか意外と魚影は来い

それにしてもI教授がいっこうに下りてくる様子がない

「先生、やらないんですかぁ」「駄目でしょう。この雨と風じゃあ」

「ライズしていますよ。先生のバージョンですよ。やったほうがいいですよ」「じゃあやりますか」

と、やっと下りてきたのだが、その頃はライズは終わりまじか。結局先生は私が粘っていた堰堤上のポイントをいくらも探らないうちに上流へ移動していった

そこで、金ビーズヘッドを対岸に打ち込んだ後流れを横切るようにトレース。

何投目かにアタリがきたのだが、空振り。そこで毛バリを色違いにチェンジして再投入。

これがまた成功。一発でアタリが到来。

アワセた竿先に「グン」の嬉しい感触。

「ヨッシャー!」

で、この続きはPARTⅣ(エピローグ)編で・・・・

歴史的釣行PARTⅡ

 

 

 

 

 

 

バラシはしてしまったが、1投目からアタッので食いは良いのかと思ったのだがその後しばらくは1度反応があっただけ

宝橋近辺まで釣り上がったところで、心配していた雨が降り出してきた。それも大粒の雨

急いで橋際に駐車していた車に戻る。

 

                               

ここでM田君が到着。

「どうですか」「うーん。1発目にきたんだけどバラしちゃったよ」

「その後は1回反応しただけだね。これからじゃないの」

と、言いつつ合羽をベストの上から羽織る。

実はこれも悪夢シアターの演出の1つだった。が、もちろんそんなことは知る由もない。M田君は少し上流へ。私は橋直下のポイントへ再入渓。

このポイントは、砂地底に一抱えほどの底石が点在している。

その、底石前を金ビーズヘッド毛バリを通過した時にキラッと魚が反転。が、これは空振り。

そこで、毛バリを同パターンの色違いにチェンジ。目先を変えることによりヒットする場合があるからだこれが、正解。同じ場所でグン!ときた

 

アワせた直後に確かな重みが手に伝わった。「ヨッシャー!!」

慎重にヤリトリをして魚を寄せる。型は23,4センチながら、銀ピカ、幅広のヤマメ。

後ろのタモに手を伸ばしてここで初めて先ほどやらかしていた失敗に気が付いた

私は、マグネットを介してベストの後ろにタモをぶらさげている。その上から合羽を羽織ってしまったのでタモがうまく外れないのだ

タモを外そうとやっきになっている内に多分ハリスでも緩んだのだろう。毛バリが口から外れ魚は嬉しそうに(?)深みへ戻っていってしまった

その後このポイントでは、アタリがなくなりその上の渕ポイントへ移動。

このポイントはかなり深い。

対岸に打ち込んだ金ビーズヘッドを手前に段を付けて引っ張ってくる途中で明確なアタリ!!

「ヨシ!!」

で、この続きは次号PARTⅢで・・・・・・

 

歴史的釣行PART1

 

 

 

  

 

 

昨年度、一昨年度のこの時期に訪れ楽しい思いができた蒲田川C&R区間

今年も早くから計画はしていたのだが、3月に起こった東日本大震災。楽天家の私も流石に当初は釣行計画中止を考えた

 

 

 

しかし、あるチャリティーイベントに出席したおりに挨拶に立ったあるゲストの方が被災地の方からきたという手紙を読んでくれた

 

皆様は生き生きと普段の生活をしてください。普段の生活をしていただくことで私たちに元気を与えてくれます。

かいつまんで、話せばこのような内容だった。

そういえば、自粛ムードがいきすぎて、各観光地に閑古鳥がないているとか

と、いうことで、当初の計画通り蒲田川釣行は決行することにした

初日の朝方に集まったメンバーは、長野のK福さん、埼玉のM原先生、中学生のW邊くん、お局さまことH田さんに私を加えた5人

この日は後から、名古屋のI教授、東京のM田君、長野のK林君が合流予定だった

 この日の現地の予報は雨マーク。釣行前にI教授に電話したら「箱根を越えないので私のせいではありませーん」とのたまわった

が、予報に反して朝方はいい天気。ただ、一つの心配は日本海方面の山々に掛かる黒雲。

「まさかねぇ」と、言いつつ宝橋の下流部から釣り始める

その、第1投目からアタリ!軽く合わせるとグリグリと重みのある引きが。

「お!お!でかいのか?」

が、すぐに軽くなってしまった

その日の1尾目の魚をバラすと、1日はずしまくるというジンクスが頭を掠めた

しかしそれなりの実績のあるC&R区間。

「今日は大丈夫でしょう」と余裕をかましたのだが・・・・・・

実はこの1尾のバラシが、この日1日かけて上演された悪夢シアターの序章だったのだ

で、その悪夢シアターの詳しい内容はPART2で・・・・・・・

東日本大震災復興支援イベント(7月)予告

「佐藤成史FFスクール」IN岩手(仮称)

開催日程:7月9日(土)・10日(日)

開催場所:猿ヶ石川水系(岩手県遠野市)

宿泊場所:民宿「わらべ」

参加費(予定):17000円(両日分講習費・宿泊費・復興支援義援金を含む)

予定募集人員:10人

※参加は両日参加、宿泊できる方に限らせていただきます

お問い合わせ先:老眼天空本舗 事務局 倉上亘

E-mail:rougannfly0363@msn.com

東日本大震災復興支援イベント予告(主催or協賛)(5月~6月)

東日本大震災被災地の早期の復興を願い下記の支援イベントを行うことになりました

毛バリフリーク皆様の多数の参加応募をお待ちしています

なお、参加費の1部及び募金していただいた義援金は東日本大震災被災地の復興支援金としてしかるべく団体に寄付いたします

(5月)

(佐藤成史FFスクール)

(応募人数に達しましたので募集を締め切らせていただきます)

日程:5月7日(土)

場所:神流川本谷

講習費:6000円

応募人数:12人

(6月)

石徹白テンカラミーティング(仮称)(協賛)

日程:4日(土)・5日(日)

場所:石徹白川C&R区間

募集等の詳細は石垣研究室(http://aitech.ac.jp/~ishigaki/)をご覧ください

(石垣テンカラ教室)

日程:6月18日(土)・19日(日)

開催場所:木曽川水系末川(長野県)

講習費:

1日:4000円 両日:7000円

応募人数:1日15人

各イベントの詳細お問い合わせは下記までお願いいたします

老眼天空本舗事務局:倉上 亘

E-ーmail:rougannfly0363@msn.com

携帯:090・1203・0363